起立性調節障害(Orthostatic Dysregulation, OD)は、特に中学生の思春期に多く見られる自律神経の機能不全で、朝起きられない、立ちくらみ、めまいなどの症状が特徴です。
この障害は、生活リズムや学業に大きな影響を及ぼし、成績の低下や進学の不安にも繋がるため、早期の対策が重要です。
本記事では、起立性調節障害の原因と中学生に与える影響、当塾で提供するサポートについても詳しく解説していきます!

教室長 松戸

起立性調節障害について知りたい方、お悩みの方にぜひ読んでいただきたいです!

    起立性調節障害の原因|中学生に多い理由とは?

    起立性調節障害は、自律神経の調整がうまくいかないことで起こります。
    特に思春期の中学生は成長過程でホルモンバランスが変化し、身体的にも精神的にも大きな負担がかかります。
    この障害は、以下のような要因が重なり発症することが多いとされています。

    1. 自律神経の乱れ:中学生の成長期には自律神経のバランスが崩れやすくなります。血圧や心拍数の調整がうまくいかず、立ち上がると血圧が下がり体調が悪化するのが特徴です。
    2. ホルモンバランスの変動:思春期は成長ホルモンや性ホルモンの分泌が活発になり、体調の不安定さを招くことがあります。これにより、疲れやすさや朝起きられない症状が現れやすくなります。
    3. ストレスと心理的負担:中学生は、勉強や部活、人間関係のプレッシャーを感じやすい時期です。このストレスが自律神経に悪影響を及ぼし、起立性調節障害の発症リスクを高めることもあります。

    起立性調節障害の種類|中学生によく見られるタイプ

    起立性調節障害には主に4つのタイプがあり、それぞれ特徴が異なります。

    学校に行けない
    1. 起立直後性低血圧:立ち上がった瞬間に血圧が急激に低下し、めまいや立ちくらみが発生するタイプです。朝の起床時や長時間の座位後に症状が出やすく、通学が難しい原因になります。
    2. 遷延性起立性低血圧:立ってしばらく経つと血圧が下がるタイプで、通学中や授業中に体調不良を引き起こしやすいのが特徴です。
    3. 体位性頻脈症候群(POTS):立ち上がると脈拍が異常に早くなることで動悸や疲労感を感じやすく、体育の授業や登下校が難しくなる場合があります。
    4. 血管迷走神経性失神:ストレスや緊張が引き金となり血圧が急激に下がるため、テストや発表の場面で失神しやすいのが特徴です。

    起立性調節障害が中学生の生活・成績・入試に与える影響

    起立性調節障害は、中学生の生活や学業に深刻な影響を与えます。

    • 朝起きられない:特に朝の症状が強いため、通学が難しくなり、遅刻や欠席が増えがちです。これにより授業の内容が理解できず、学業に遅れが出てしまいます。
    • 集中力の低下:起立性調節障害の症状により、体調が不安定で集中力が続かない場合が多いです。授業に出席しても内容を理解しづらく、テストの成績にも影響を及ぼします。
    • 成績の低下と入試への不安:不登校や欠席が続くと成績が下がり、将来の進路や高校受験に不安を感じるようになります。中学生にとって成績の低下は自信を失う原因となり、進学の選択肢を狭める可能性があります。内申点が足りないことで志望校を下げるケースもあります。

    起立性調節障害を持つ中学生のための学習サポート|スペースラボのオンライン個別コースと日中通塾コース

    進学塾スペースラボでは、起立性調節障害のお子様が無理なく学習できる環境を提供するために、「オンライン個別コース」と「日中通塾コース」の2つのサポート体制を整えています。どちらも中学生の体調やペースに配慮し、成績向上と自信回復を目指しています。

    オンライン個別コース|自宅で無理なく学習できる

    オンライン個別コースは、自宅から参加できるため体調が優れない日でも無理なく学習を続けられるのが特徴です。通学の負担がなく、起立性調節障害の症状がある中学生でも自宅で安心して授業を受けられます。

    • マンツーマン指導:講師が一人ひとりに合わせた学習内容を提供するため、学習の遅れを取り戻しやすくなります。
    • 柔軟な学習ペース:体調に合わせて進度を調整できるので、無理なく勉強を続けられます。

    詳しくは、オンライン個別コースのページをご覧ください。

    日中通塾コース|午後から通える通塾スタイル

    日中通塾コースは、朝の登校が難しいお子様でも午後から通えるよう配慮されています。特に、午後から体調が安定する中学生にお勧めです。

    • 少人数制授業:講師との距離が近く、わからない点をその場で質問しやすい環境です。
    • 仲間と学ぶ安心感:同じような体調の悩みを持つ生徒が集まるため、仲間と支え合いながら学べます。
    • 生活リズムの安定:午後からの通塾により、少しずつ学習習慣を取り戻し生活リズムも整います。

    詳しくは、日中通塾コースのページをご覧ください。

    起立性調節障害のお子様と親御様へ|無理なく続けられる学習環境を提供する塾より

    起立性調節障害のお子様にとって、体調に合わせて学べる環境は将来の選択肢を広げるために非常に大切です。
    当塾のオンライン個別コースと日中通塾コースは、お子様の学びをサポートし、学業への不安を取り除く手助けをいたします。
    無理なく続けられる学びの場で、少しずつ自信を取り戻し、将来に向けて一歩ずつ進むお手伝いをいたします。